~ハープは難しい、だから楽しい~

 

ハープを弾きたい、そう思った理由は何ですか?一度音を聴いた時から忘れられなくて…、元々ケルト・アイリッシュ系の音楽が好きで、今まで他の楽器をやったので新しい事に挑戦したい、病院で患者さんの心のケアに役立てたい、教会で弾きたい等々。

一人ひとり様々な目的で夢を持ってハープを始められます。

初めてハープに触れた時、その音の美しさに感動すると同時に、きちんと弦をはじいて音を出す事の難しさにも直面します。楽器の支え方、手のフォーム、力の抜き方、爪が弦に触れる事によるノイズに気をつける事、指の準備の仕方、等々色々あります。

そして両手で弾けるようになると左右の手でメロディと伴奏を弾き分け、合わせる事。それからレバーやペダルも演奏しながら操作します。

そうです、ハープは同時ににたくさんのことをしなければ演奏できないのです。チューニングも自分でやります。弦が切れたら自分で張ります。

ハープは簡単です、誰でも弾けるようになります、なんて夢にも言えません!

けれどもたくさんの方が、大人になってから始めた方がハープをとても上手に弾けるようになっています。楽器ですから当然、様々な最初の苦労や日々の努力が必要です。でもそれも楽しいと思える奥深い愉しみがハープにはあって、みんな夢中になるのです。ハープは難しいです。でもその難しさは、やりがいであり可能性です。新しい世界への扉です。そしてハープは、人生の素晴らしいパートナーになってくれます。神話に出てくるダヴィデがハープを弾いて悪霊をしずめ、マリーアントワネットが監獄の中でもハープを弾き続けたように、あなたや周りの人を助けてくれるかもしれません。ハープは話せる相手です。ハープとたくさん対話してください!

ハープの種類

 

ハープはグランドハープとアイリッシュハープの2つに分類できます。

まずグランドハープとはオーケストラで使われているハープのことです。コンサート等にもよく登場する一番大きなサイズのハープです。このハープは1811年にフランスで完成し実用化されました。

高さは190cmくらい、47本の弦と7本のペダルをもち、ペダル操作によって音の高さが変えられる仕組みになっています。(♭や♯が作れる)

 

一方アイリッシュハープは、レバーハープ、ケルティックハープとも呼ばれ、ハープの起源である古代エジプトの壁画や聖書などに登場するハープに近い形をしています。グランドハープより小型で弦の張ってある上部にレバー(フック)がついています。それを演奏中に上げたり下げたりして音の高さをかえます。(グランドハープのペダルの役割と同じ)このハープは中世には吟遊詩人に演奏され、今もアイルランドの国民的楽器です。

アイリッシュハープには色々な大きさと種類があります。22弦の小型の物から36弦あるハープまで幅広く演奏されています。